433: 名無しさん@おーぷん 2017/10/10(火)03:20:19 ID:HLI
母の親友と呼べるほど親しい人に、ハーフ顔でとても美人な方がいる。
異国の方の血が混じっているのかと思ったけれど、純日本人らしい。
その方のお子さんが私と同じ年。
お子さんも母似でハーフ顔の美人、加えて頭もよく、才色兼備。
名前が若干キラキラしてることを除けば、文句なしの魅力的な女の子だったと思う。

彼女のことは仮にA子としておく。
近くに住んでいたので小学校も中学校も同じだったけど、一度も同じクラスになったことがないのに、なぜかなつかれていた。

そんなA子が中3のはじめ頃から、急に韓国語を喋るようになった。
親戚に韓国人がいるわけでもなし、なんでだろうかと思っていたら、韓流にどハマりしていた。
頭が良かったものだから、独学で韓国語を学び取り、中3の秋には日常で見かけるハングルの案内板程度なら軽く読めるようになっていた。
時々、ルー大柴の韓国語バージョンみたいに話すので内心ドン引きしていた。




高校になってからは、A子の家庭でスマホのSNS等の機能制限が解禁されて、A子はSNSを利用し韓国人との交流を図っていた。
A子は美人だから、もう入れ食い状態。
高校で韓国人男性を崇めるような痛い子になっていた。

私は母の手前、表面的にはA子と仲良くしていた。
けれど、昔からお金持ち故に趣味も考え方も全く違うA子のことには関心がなく、高校からは義務教育卒業と同時に人間関係が変わったことを言い訳にして、A子とは堂々と距離をとっていた。
母もA子母も残念そうではあったけれど、ネットで出会ったという在日の彼氏とベタベタしてたA子には近づきたくなかった。

A子を避けていることはA子自身にはバレていたようで、A子が共通の知り合いに
「(私)ちゃんに避けられてるみたい」
と相談し、共通の知り合いから
「A子が美人で頭いいからって嫉妬してんなブス」
等と誤解を受けて誹謗中傷されるのも地味に煩わしかった。
それでも言い訳したら「仲良くしろ」と言われるのが目に見えていたので、ただただ黙って耐えてた。

大学はA子が「韓国の勉強をしたい」と文系だったおかげで、理系の私は堂々と違う大学に行けた。
そして私がA子のいない平和な大学生活を送っていた矢先。
A子から合コンのお誘いが来た。
しかもその時のメッセージが恐怖。
「彼氏とその友達連れて(私)ちゃんの家の前を通ったとき、
『親友の家だよ』
って紹介したら、
『会ってみたい』
ってー!」

私の家は、確か曽祖父の代で大工のご先祖が建てた家で、表門と外見だけは超ご立派な日本家屋。
防犯的な意味合いと雨漏り防止から、外側は定期的にお金をかけてメンテナンスしてた。
庭だけで百坪超えていて、叔父さんが庭師なので定期的に庭をキレイにしてくれている。
が、中は築年数相応にボロい。
特にトイレ・風呂・台所の水回り。
表からは見えないところに建っている離れや倉は、もはや祖父母さえ放置してるほど。
外見が立派すぎるのでよくお金持ちと勘違いされるが、大学費用全額奨学金、さらにバイト代で賄ってるくらいには貧乏。
親の稼ぎが少なかったわけではなく、この家のせいで出費が凄かった。

「(私)ちゃんの写真見せたら、皆『可愛い』ってベタ惚れだったよ!」
って説得してきたけど、それ、褒めてんのは多分家見たからだよね。
何度も何度も断ってるのに、韓国人男性の良さを力説し、合コンに呼び出そうとしてくるA子に疲れた…。

どうしてそこまでして韓国人男性と合わせようとするのかスレタイ。
A子は
「韓国に行って韓国人男性と韓国で結婚、韓国で新婚生活を始めるのが夢」
だそうだが、私にまでその夢を押し付けないでもらいたい。



Dream House: A Novel by CutiePieMarzia (English Edition)