878: 名無しさん@おーぷん 2016/08/02(火)22:21:49 ID:???
うちの裏山の先、田んぼのあぜ道を下がったところにれんげが咲く広場があった。
自宅は学校区の境目で、自分はA小。
その地区のほとんどの子はB小だったのであまり友達が居なかった。
だからよく一人でそのれんげの場所で遊んでいた。

その頃、学校では折り紙が流行っていて、自分はそのれんげの場所でよく折っていた。
千代紙で着物の人形、色紙でフクスケやこけしを折ってはよくある名前を付けて一人遊び。
たくさん折って人形の名前がわからなくなったので、鉛筆で名前も書いておいた。
初めは一々持ち帰っていたけど、そのうち面倒になってその辺に落ちている木や枝を積んで置いておける場所を作った。
何度か遊んでそのまま忘れ、そのうち夏になってそのれんげの場所にはいかなくなった。




ある日、母から
「なんかね、裏山の向こうで名前の書いた紙人形が大量にあったんだって。
近所の子供達が『呪いの場所』だとか言ってるから行っちゃだめよ」

って言われた。
そして偶然にもその頃、B小の子が交通事故にあったんだけど、その子の名前が「ゆうこ」。
私が折り紙人形に付けた名前の一つだったもんだから、お祓いまでする大騒ぎになった。
ちなみにA小の自分にはあまり情報が入って来ず。

後に中学で仲良くなったB小出身の子から聞いた話では、あの人形に書いてあった名前の子が転んだり病気が長引いたりして大騒ぎだったらしい。
中には「私、呪われてるんだ」って鬱になって不登校にまでなった子がいたと聞いて申し訳なく思った。

見つけたのは虫を探しに来た男の子達で、
「なんか囲いがある」
「紙人形!」
「名前がある!」
「あいつとあいつ、あいつのもある!」
「なんでだ?」
「きっと呪いだ!」
という経路だったそうだ。
B小では結構大きな問題になったらしい。
作った私はA小なのでそんな騒ぎは知らなかったとは言え、折り紙放置があんな騒動を巻き起こすとは思わなかった。

当時の関係者の皆さん、本当にごめん。



ぼっちでニートな物語 -放置ゲーム-